空木岳(2863m) 霧ヶ峰
2012年7月14〜15日
坂地(記録)
3連休なのでマルチピッチを登りに行きたかったけれど、誰も行かないようなので以前から行きたかった空木岳に行って来ました。
空木岳は中央アルプスの南の端で、山深くて時間がかかるという先入観があって、行きそびれていました。でも、地図をよく見たら半日あれば往復できる山だとわかったので、ついでに霧ヶ峰にあるという、ドラマ「サマーレスキュー」の山小屋と診療所も見に行くことにしました。
14日(土)
金曜日の夜大阪を発ちたかったが、マンションの理事会の仕事があったので、土曜の朝出発することにした。三連休の初日だが高速道路はたいした混雑もなく、1時前には駒ヶ根から林道を上がったところにある登山口に着いた。池山小屋に向かう途中、旧池山小屋跡にある水場で水を汲んで池山避難小屋まで水を運んだが、池山小屋の前にはホースからザバザバ水の出る水場があったので水を運ぶ必要はなかった。
小屋に着いたのは14時前。空木平の避難小屋か駒峰ヒュッテまで十分行ける時間だが、広い池山小屋には、若い男女ペア1組が外のベランダにテントを張っているだけだったので、わざわざ混んでいる小屋まで行くこともないとここに泊まることにした。何もすることがないので、湯を沸かしてアルファ米に入れておく。年配のパーティと単独の男性2人が到着する。暇なので池山まで往復するが、それでも時間をもてあますので、睡眠不足解消のためひと眠りすることにする。5時半から夕食を食べてお酒を飲んでしまうと、何もすることがなくなってしまい、7時前に寝てしまったので、本当に夜が長かった。夜中に何度かザーザー雨の降る音を聞いた。
15日(日)
4時すぎ起床。外は少し明るくなっている。きのうの残りのアルファ米を食べて、空木岳に行く用意をする。外を見ると小雨が降ったりやんだりしているが、空が明るくなってきて小鳥も鳴いているので雨の心配はなさそうだ。山頂を往復してまたここに戻ってくるので、要らないものは小屋に置いて5時過ぎにディバッグで出発する。体が軽くて山道が傾斜のないトラバース道を歩いているように感じる。自分では普通に歩いていると思っていたけれど、かなり速く歩いていたようで、駒石のあたりまで来ると疲れてしまい、何度も足を止めて休憩してしまった。駒峰ヒュッテの中にはいると誰もいないので休ませてもらって水とパンをとる。空木岳8時50分。ガスで景色は見えないし、寒さで指先が痺れているので、写真を撮ってすぐに下山する。登りは駒石を通って登ったので帰りは空木平の避難小屋経由で下る。途中小さな雪渓があった。ガスがかかっていて、末端が見えないので下るのを躊躇するが、ガスが晴れてくると100mもないことがわかりひと安心。分岐からは来た道と同じ道を下りていったのに、来たときより急な坂道になっていた。登ってきたときは水平に近く感じたので不思議な気がした。
池山小屋で置いてあった荷物を整理し、誰もいない小屋の前で休憩してから出発した。車に着いたのは13時。駒ヶ根に下りて、「こまくさの湯」で汗を流す。駒ヶ根名物「ソースカツ丼」でも食べて、次の目的地霧ヶ峰に出発しようと思うが、三連休の中日なのでどこも客でいっぱい。走っているうちに見つかるだろうと諏訪湖まで地道を走るが、ソースカツ丼の専門店は順番待ち。ソースカツ丼と書かれた看板は「焼き肉、ラーメン、ソースカツ丼」とか「手打ち蕎麦、ソースカツ丼」とか「ラーメン、餃子、ソースカツ丼」とか、いったい何の店やねんと思ってしまう一貫したポリシーの感じられない店ばかりで、結局食いそびれてしまって道ばたで菓子パンをかじって飢えをしのいだ。霧ヶ峰に着いたのは5時前。霧ヶ峰の名にたがわず、霧がかかって視界は100mほどしかない。これではサマーレスキューの山小屋を見つけられないかもしれないが、ドライブインの駐車場に車を置いてビーナスラインを歩いてみた。500m程歩いたが何も見えないので引き返して、脇道をてくてく歩いていると、霧が晴れてきて丘の陰にえび茶色の屋根を発見した。もう一度ビーナスラインに戻ると、霧も晴れて撮影に使われた小屋だと確認することができた。すぐ近くのドライブインには何百人も観光客がいるのに誰も関心がないようで、見物しているのは僕と三脚を持った男の人だけだった。
帰りは少しでも高速代を浮かそうと、恵那ICまで地道を走ったので、家に着いたら12時をまわってしまった。帰ってから調べると、休日は高速代が半額なので、浮いたのはたいした金額ではなく、こんなことなら高速にのって、楽をして帰ったらよかったかなと思った。
伊那から諏訪の方を走っていて気がついたのは、やたら「台湾料理」の店が多いこと。「台湾料理」と「中華料理」の店の比率は、大阪の「中華料理」対「台湾料理」の比と同じぐらいである。どうして伊那から諏訪にかけて台湾料理の店が多いのか知っている人はぜひ教えてください。
(坂地)